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「葉山嘉樹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

葉山嘉樹の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
つことが呑みこめると共に、朝鮮貴人風の葬式を出してもらうというのが風俗上面白い。葉山嘉樹の「濁流」(『中央公論』同月)は問題を主人公の性格に還元してしまうところ....
バルザックに対する評価」より 著者:宮本百合子
部を索いて見ると、パルナシアンという字はあるが、バルザックという人名は見当らず、葉山嘉樹はあってバルザックはのせられていないことである。この辞典において、リアリ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
吉、蔵原惟人、佐々木孝丸、村山知義、田口憲一、青野季吉、前田河広一郎、金子洋文、葉山嘉樹、小堀甚二等は脱退して労農芸術家連盟を組織した。更にこの労農芸術家連盟は....
ニッポン三週間」より 著者:宮本百合子
いた。こっち側から見える。「日本刀焼ゴテで奮戦・文芸戦線大異状。」前田河広一郎・葉山嘉樹・岩藤雪夫及黒島伝治の写真。 東京へかえったら二三の知人が、 ――ど....
あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」より 著者:宮本百合子
ていない時期であった。無産者芸術運動、その文学の分野では、自然発生的に宮嶋資夫、葉山嘉樹、前田河広一郎、江口渙その他の無産階級出身の小説家の作品が登場し、芸術理....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
で書いて見ようと思って居ります。ただ楽に、いわば自然発生的に書くのでなくて、ね。葉山嘉樹が「幸福」という作品をかき、その中の百姓に「幸福とは結局自分ひとりが、は....
現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
かの作品の一節を引用するのでは足りない。作品全部を引用しなければならない。例えば葉山嘉樹の「海に生くる人々」、小林多喜二の「蟹工船」、徳永直の「太陽のない街」な....
性格を求む」より 著者:豊島与志雄
性格的に同一で、ただ時勢によって対象が異るのだと云わるれば、それまでのこと。また葉山嘉樹氏の「便器の溢れた囚人」の主人公は、どこに性格的特徴があるだろうか。独房....
アラメダより」より 著者:沖野岩三郎
飛んでるうちに思い出したは優秀船竜田丸内の会話であった。 汽船狸丸の筆者|葉山嘉樹君にいわしむれば、お椀をふせたようなあごひげのある船長伊藤駿児君、それは....