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「著作者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
著作者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
に原語を解せず訳語を知らずで、意義不可解な誤訳だらけの物を平気で出版させた者、又
著作者としての行為で最も不徳を極めた者は、利口不食《きくちくわん》ではなく破廉恥....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ての最も偉大な画家であり、彫刻家であり、まだおまけに築城師であり、また最も優雅な
著作者でもあった。 この有力な人物は中世の僧侶たちとは余りにも型のちがったもの....
「分配」より 著者:島崎藤村
でとても書肆によって企てられないではなかった。ある社で計画した今度の新しい叢書は
著作者の顔触れも広く取り入れてあるもので、その中には私の先輩の名も見え、私の友だ....
「『吾輩は猫である』中篇自序」より 著者:夏目漱石
》が少し延びたので書肆《しょし》は上中下にしたいと申出た。其辺は営業上の関係で、
著作者たる余には何等の影響もない事だから、それも善《よ》かろうと同意して、先《ま....
「作家と時代意識」より 著者:宮本百合子
きはじめたのは明治三十七年で、年譜をみると、「日露戦争に際会した。当時の出版界と
著作者との関係に安じられないものがあって、自費出版を思い立ったのもこの年であった....
「ある回想から」より 著者:宮本百合子
あるという本質を理解して、作家たちが、他の文化関係の全勤労者の組合と連繋をもつ、
著作者としての組合をもつなら、作家の社会的にあらわしうる能力は「文士」の域から必....
「世代の価値」より 著者:宮本百合子
文化について語るときは主観的な時代的な亢奮を示している例もあるし、ある場合には、
著作者自身には知られているだけの客観的知識を、そのあるがままの現実で示されていな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いました。 しかし、その当時の駒井は、どうもウイリアム・ペンという著名なる学者
著作者の名前を知りませんでした。 そこで、ウイリアムはよく西洋人には見える名だ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
たのである。いくら耳を澄ましても、ようやく聞き取り得るのは、「芸術の威厳」とか「
著作者の権利」とかいう言葉に交ってる、「トラスト」、「壟断《ろうだん》」、「代価....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
君は古風だよ。見当違ひばつかり言つてるぢやないか。だからウダツが上らないんだよ。
著作者とかけあつたり印刷屋とダンパンしたり、何ヶ月もかゝつて紙を本にしたつて、く....
「真相かくの如し」より 著者:坂口安吾
六法全書をとりだして著作権法第二〇条ノ二を示した。 「時事問題ニ付テノ公開演述ハ
著作者ノ氏名、演述ノ時ト場所ヲ明示シテ之ヲ新聞紙又ハ雑誌ニ掲載スルコトヲ得(下略....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
とは出来ない。私はただ、氏とウィーザーやベェーム=バウェルクのように氏に追従した
著作者達とが、ただ本質上数学的な問題に数学的方法と用語を率直に用いることを拒否し....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
紙上に掲載した以上、自分の方に権利があると言った。桜痴居士は頑として、その権利は
著作者にあると主張した。従前の関係からわたしはたびたびその交渉の使に立たされたの....
「十日の菊」より 著者:永井荷風
のである。およそ芸術の制作には観察と同情が必要である。描かんとする人物に対して、
著作者の同情深厚ならざるときはその制作は必ず潤《うるお》いなき諷刺に堕《お》ち、....
「「プラーゲ旋風」の話」より 著者:山下博章
定を適用すると判示しているが、ベルヌ条約の第四条の第一項では、条約加盟国に属する
著作者は、其(1)同盟の一国に於いて初めて公にしたる著作物に関し、同盟国の国内法....