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「著作集〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

著作集の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
ノ美ヲ蔵シ居ルコト観破|仕《つかまつ》リ、以来貴作ヲ愛読シ居ル者ニテ、最近、貴殿著作集『晩年』トヤラム出版ノオモムキ聞キ及ビ候ガ御面倒ナガラ発行所ト如何《いか》....
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
の如く溶《と》けて了ったのでアルンス 又婦人を当て込んだ某社の『姥鶏《うばとり》著作集』と、某会の『堅《かた》い果実《かじつ》大系』なども競争の共倒れで、儲けた....
フランス哲学についての感想」より 著者:西田幾多郎
....
語られざる哲学」より 著者:三木清
るであろう。 ――千九百十九年七月十七日 東京の西郊中野にて脱稿 (『三木清著作集』第一巻所収 一九四六年刊 岩波書店)....
東京八景」より 著者:太宰治
おかけした。私には、学校を卒業する気は、さらに無かった。馬鹿のように、ただ、あの著作集の完成にのみ、気を奪われていた。何か言われるのが恐しくて、私は、その知人に....
道標」より 著者:宮本百合子
んだんです」 ジョン・リードのような外国人も、それで死んだし、この間素子がその著作集を買ったラリサ・レイスネル夫人のように類のすくない勇敢な上流出身のパルチザ....
御萩と七種粥」より 著者:河上肇
種粥」の追記として、以上のことを書いておかねば気が済まないのである。 (「河上肇著作集」第9巻、昭和39年、筑摩書房刊。歴史的仮名遣い。)....
「或る女」についてのノート」より 著者:宮本百合子
らしい。私共がそれを読んだのはそれから足かけ七年後、作者が題を「或る女」と変えて著作集の一部として発表した頃であった。一九一七年、一九年に出たから作者は既に四十....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
化革命の基本的任務」その他これらの新しい民主的文学の評論家たちの活動がそれぞれの著作集としてまとめられた。これらの時期には小説その他の創作よりもむしろ評論活動の....
夜の靴」より 著者:横光利一
のを見たときの呆然とした自分。また汽車の中で空席を見つけたとき、前にいる客が私の著作集を傍目もふらず読んでいる最中だったりしたときのことなど、こういうときの作者....
佳日」より 著者:太宰治
を出して突飛な愚問を呈出して、先生をめんくらわせた事もあって、その後、私の小さい著作集をお送りして、鈍骨もなお自重すべし、石に矢の立つ例も有之候云々、という激励....
読書遍歴」より 著者:三木清
勉強したのはマックス・ウェーベルとエーミル・ラスクとであった。ラスクの弟子でその著作集の編纂者であり、後には日本へ来て東北大学で教鞭を取り、『日本の弓術』という....
僕の読書法」より 著者:織田作之助
うか。己惚れは心卑しい愚者だけの持つものだろうか。そうとも思えない。例えば作家が著作集を出す時、後記というものを書くけれど、それは如何ほど謙遜してみたところで、....
甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」より 著者:平林初之輔
のしからしむるところであろう。 頃日《けいじつ》、作者甲賀氏、小生をとらえて、著作集を出すから何か序文を書けという。到底その任にあらざることは知りながら、こと....