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葬る
「葬る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
葬るの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
って与野党が衝突したときのことである。社会党など革新派は首切り法案(定員法案)を
葬るため頑張ったのだが、ついに審議引延しのタネが切れてしまった。ところへ田中織之....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
さんが為めに、益※本能の分裂に向って猪突する。それは危い。その時私は明かに自己を
葬るべき墓穴を掘っているのだ。それを何人も救ってくれることは出来ない。本当にそれ....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
娘の骨を入れて、――仲仙道上田にござる姉娘がの、去年供養に見えた一具じゃが、寺で
葬るのに墓を穿った時よ。私が立合うて、思うには、祖父祖母、親子姉妹、海山百里二百....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
を刻するなり。 埋葬所の一隅に衆人合葬の地を設く。これをポーパーという。貧民を
葬る所なり。この地面に
葬るものは、少々の金額を出だせば足れり。 埋葬場の前には....
「妖怪学」より 著者:井上円了
生とは、これまた俗説の一種にして、愚俗中には、「死したる子供の身体に黒点を印して
葬るときは、必ずこれと同じき場所に黒点を有する子供の、後に生まるるあり。これ、前....
「こがらし」より 著者:岩本素白
を遊び廻ったが、墓地はその寺の裏手、山蔭の森も近く、淋しい所である。耶蘇教の人を
葬るのだから、勿論寺の墓地ではないであろう。私達も平生其処へは余り行ったことがな....
「三人の双生児」より 著者:海野十三
恩に着ますわ」 「さあ――わたくしも奥さまを絞首台にのぼらすことも、また社会的に
葬ることも、あまり好まないんでございますが――」 と女史は意地悪いまでの落着き....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
船隊を撃滅出来れば、わが連合艦隊の作戦は大分楽になります。随って、この大商船隊を
葬るか、それともその商船隊を護る×の艦隊にこっちが撃退されるかによって、両軍決戦....
「あの顔」より 著者:大倉燁子
だけ真実を語って下さるならば、僕は誓ってそれを漏らしもしないし、永久の秘密として
葬ると同時に、弘さんのために極力尽力もしましょうし、また、あなたをも救って上げま....
「情鬼」より 著者:大倉燁子
、取敢えずお骨を嫂の実家の墓地へ同居させてもらっておきましたが、この度兄と一緒に
葬ることにいたしましたので、小田切家の墓所を新たにつくることになりまして、かろう....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
ているのです。裏の方から通って行っても屹度印度へ入るつもりです。そこで私の生涯を
葬ることに成功するつもりです」 私はベックリン青年の語る言葉を聴くうちに、途中....
「有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
あやまって一緒に飲むような事になったのか、それとも何かの事情から男ふたりを一度に
葬るつもりで、お筆が吉之助と友之助とに飲ませたのか、それらの秘密はお筆の白状を待....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
いつまでもうっちゃって置くわけにはいかないので、その翌日の夕方に郊外の共同墓地へ
葬ることになりました。流行妓でもあり、そういう悲惨の死に方をしたというのに対して....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
煮え爛れて、どれが誰だか見分けることが出来なくなったので、三つの首を一つに集めて
葬ることにした。 墓は俗に三王の墓と呼ばれて、今も汝南の北、宜春県にある。 ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
のである。遺族は虎の肉を食った人びとをたずねて、幾塊かの骨片を貰って来て、それを
葬ることにした。(茅亭客話) 霊鐘 陳述古が建州|浦城県の知事を勤めてい....