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「蒙古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蒙古の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少年」より 著者:芥川竜之介
ために誰のつけた印《しるし》であろう? 保吉は幻燈《げんとう》の中に映《うつ》る蒙古《もうこ》の大沙漠《だいさばく》を思い出した。二すじの線はその大沙漠にもやは....
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
ったと確信している。―― 当日は烈《はげ》しい黄塵《こうじん》だった。黄塵とは蒙古《もうこ》の春風《しゅんぷう》の北京《ペキン》へ運んで来る砂埃《すなほこ》り....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
たような名優の墓がたくさんありました。その隣りの最教寺は日蓮宗で、ここの宝物には蒙古退治の曼荼羅《まんだら》があるというので有名でした。これからお話をするのは、....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
部自分の身に現わされた。そして内乱と外患があるという、ご自身の予言が日本の内乱と蒙古の襲来によって的中したのであります。それで、その予言が実現するに従って逐次、....
空中墳墓」より 著者:海野十三
ね。各新聞社の蹶起を先頭として続々大仕掛けの捜査隊が派遣せられ、凡そ一年半近くも蒙古、新疆、西蔵、印度を始め、北極の方まで探し廻ったが、皆目消息がしれなかった、....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
皮、香料、牛乳等、時には葱とともに煮るのであった。この習慣は現今チベット人および蒙古種族の間に行なわれていて、彼らはこれらの混合物で一種の妙なシロップを造るので....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、平凡な筆に因って伝うるに過ぎないのかも知れない。 塩竈街道の燕沢、いわゆる「蒙古の碑」の付近に比丘尼坂というのがある。坂の中途に比丘尼塚の碑がある。無名の塚....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
った。その葬式の銘旗に「答刺罕夫人某氏」としるされてあるのが眼についた。答刺罕は蒙古語で、訳して自在王というのである。わたしはその家の人に訊いてみた。 「答刺罕....
空襲警報」より 著者:海野十三
ぬきの戦争が始まっているようなものだ。お天気が定まってくると油断がならない。昔、蒙古の大軍が兵船を連ねて日本に攻めてきたときには、はからずも暴風雨に遭って、海底....
剛才人と柔才人と」より 著者:芥川竜之介
ツクを食わせる勢を見、少からず驚嘆しました。実際その時の佐佐木君の勢は君と同姓の蒙古王の子孫かと思う位だったのです。小島(湯河原にて)....
妖怪学」より 著者:井上円了
ては、欽明天皇のとき、仏を入れたるために疫病流行せり、敏達天皇のときも同断なり。蒙古|来寇のときに伊勢の神風あり。アメリカ船初めて来たりしとき、彗星出でたり。ま....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
を見ては、この上永く沈着く気になれなくなった。そこで哈爾賓を中心として北満一帯東蒙古に到るの商工業、物産、貨物の集散、交通輸送の状況等を細さに調査した後、終に東....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
が有る様に記憶しています。左様、何でも鎌倉時代の中葉、北條時宗頃の人でしたろう。蒙古退治の注進状の中に、確か此人の連名もあったかと思いますが……。いや、それは調....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
関したるもの 三十一部 仏教に関したるもの 六十二部 そのほか蒙古、チベット、アンナン、シャム等諸国の文学、宗教に関したる書類また多し。西洋な....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に入って国防に当るのであるが、それ以外の民族は各別に軍隊を編制すべきである。現に蒙古人は蒙古軍隊を造っているが、朝鮮軍隊も編成すべきである(一部は実行せられてい....