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蓬莱山
「蓬莱山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蓬莱山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
肌骨清し。六椀|仙霊に通ず。七椀|吃し得ざるに也ただ覚ゆ両腋習々清風の生ずるを。
蓬莱山はいずくにかある 玉川子この清風に乗じて帰りなんと欲す(一七)。 茶経の....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ておおぜいで出ます時は、どれがよいのか悪いのかちょっとわかりませんが、非写実的な
蓬莱山《ほうらいさん》とか、荒海の大魚とか、唐《から》にしかいない恐ろしい獣の形....
「魔都」より 著者:久生十蘭
並に明石町の夕景の事
築地明石町、「住吉」の奥まった座敷。応挙の「
蓬莱山図」と葉牡丹を根〆にした大きな苔松を背景にして、林謹直、道灌山前田組の大親....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
それから船をすすめてゆく。藪があったり、なだらかな山があったり、私にはその山が
蓬莱山のようにおもわれた。そこにはお堂があって、大きい方を平山堂と呼び、小さい方....
「神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
は実は海外の某地方のことだなどと考えるのが無意味であることはいうまでもなかろう。
蓬莱山が熊野だとかいうような考え方もこれと同様である。何人も浦島太郎の噺も竜宮を....