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蓼酢
「蓼酢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蓼酢の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
。これを食するのは、その色の美しさと香気とを愛したものであろう。任日上人の句に「
蓼酢《たです》とも青海原をみるめかな」とあるのは、自分の考えでは、青海原を蓼醋と....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
でも、とろろはあやまる。……誰もご馳走をしもせぬのに。とうとい処女を自然薯扱い。
蓼酢で松魚だ、身が買えなけりゃ塩で揉んで蓼だけ噛れ、と悪い虫めら。川柳にも、(地....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
します。甘酢は煮きり味淋へ酢と塩とを加えて醤油を少し落したものです。それから鰺の
蓼酢《たでず》と申すのは鰺を一度塩焼にしておきます。別に蓼の葉を摺鉢で摺って少し....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
の物《もの》 秋 第二百十八 鰺《あじ》料理 鯵《あじ》の
蓼酢《たでず》 秋 第二百十八 鰺《あじ》料理 鯵《あじ....
「鮎を食う」より 著者:北大路魯山人
あしを決定する大体の条件である。 食べるにははらわたを抜かないで、塩焼きにし、
蓼酢によるのが一番味が完全で、しかも、香気を失わないでよい。醤油をつけて照り焼き....
「洗いづくりの世界」より 著者:北大路魯山人
てあるのでなければならないが、これを三枚におろし、片身を斜めに五、六枚につくり、
蓼酢、わさびなどを調味に添え、肉のいかったのを食う。 鮎特有の澄んで、うるみの....