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蔚山
「蔚山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蔚山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
ることになり、媾和も全く破れて再度の朝鮮出兵が起る。これが慶長の役で、加藤清正の
蔚山籠城なぞはこの時の事である。 碧蹄館の戦いの主動者は、小早川隆景と立花宗茂....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
れを蛇の目の陣と称え、すきを取って平らげること、焼山越の蠎蛇の比にあらず、朝鮮|
蔚山の敵軍へ、大砲を打込むばかり、油の黒煙を立てる裡で、お誓を呼立つること、矢叫....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
軍の歴史に、巡洋艦隊が、戦艦隊をうち破ったためしがあるだろうか。 日露戦争に、
蔚山《うるさん》の沖でロシヤ艦隊をやっつけたわが上村巡洋艦隊は強かった。しかし蔚....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
こんな話をした。 年の暮れ、この頃山の宿にいた馬楽のところへ行ったら「加藤清正
蔚山に籠る」と書いてくれと言う。よしよしとそう書いてやったら、その次へ「谷干城熊....
「追っかけて来る飛行機」より 著者:田中貢太郎
那海から朝鮮海峡に盛んに出没するんだね」 と云っていたが、まもなくこの飛行士は
蔚山福岡間の海峡飛行の時に己の空想が事実となって現れたのに驚いた。
蔚山を発っ....