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「蔵入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蔵入の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
両国の秋」より 著者:岡本綺堂
つか話したことがあるだろう。この四月に新しく拵《こさ》えて、一度も手を通さねえで蔵入《くらい》りにした奴さ。秋風が立っちゃあ遣り切れねえから、御用人を口説いて二....
電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
さにゃ死んでしまわあな!」と職人風の一人が叫んだ。 「え、感電? そら大変だ、由蔵入れ!」 主人は仰山に驚いて、顎で由蔵へ命令した。が、由蔵はと見ると、只もう....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
たれて居るのは勝家である。勝家の甥三人も柱の近くに坐した。秀吉は縁に近く、池田武蔵入道|勝入、丹羽五郎|左衛門尉長秀等以下夫々の座に着いた。広間の庭は、織田家の....
活人形」より 著者:泉鏡花
吐き懸けて、下枝の袖にて押拭い、高田と連立ち急がわしく、人形室に赴きぬ。後より八蔵入来り、こうこういう次第にて、八橋楼の亭主を捕え、一室に押込め置きたるが、とい....