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「蕉門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蕉門の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
風狂私語」より 著者:辻潤
。本名広瀬源之丞。別号は素牛、梅花仏、湖南人、風羅堂など。元禄2年妻子を捨てて芭蕉門下に入り、京都に移る。元禄7年、『藤の実』を刊行。芭蕉の供をして諸方を行脚し....
俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
の影響を受けて漸々に変わって行く様子がうかがわれるのであるが、この方面から見ても蕉門俳諧の完成期における作品の中には神儒仏はもちろん、老荘に至るまでのあらゆる思....
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
白に立っており、そこから理屈が生まれたり教訓が組み立てられたりする。万葉の短歌や蕉門の俳句におけるがごとく人と自然との渾然として融合したものを見いだすことは私に....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
。然るに彼の亜流者等は、師から芸術至上主義の一面を見、単にその点のみを学んだ為、蕉門俳句をして後世の悪風流に堕落させた。 第十四章 詩と小説 吾人....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
も余り取ってくれない。そこで私は多少憤慨心も起ったので、兼て子規氏から聞いていた蕉門の猿簑《さるみの》集が句柄が最もよいという事を思い出して、もっぱらこの集を熟....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
ている心の影。それが即ち「侘び」なのである。この同じ「侘び」は芭蕉にもあり、その蕉門《しょうもん》の俳句にもある。しかしながら蕪村の場合は、侘びが生活の中から泌....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
稽|突梯《とってい》なるにかかわらず、またこの俗語中の俗語を用いたるものを見ず。蕉門も檀林も其嵐派《きらんは》も支麦派も用いるに難《かた》んじたる極端の俗語を取....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
薄くしたことは、古来何度となく繰り返された国々の文学史であった。 我々がとくに蕉門の俳諧に対して抱いている愛着は、畢竟はこの新興の意気または自由の魅力であった....