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「薄口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

薄口の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鮑の宿借り作り」より 著者:北大路魯山人
の作り方は、酢六勺にだし四勺、すなわち四分六にぼんやりやわらげた酢を作り、それに薄口しょうゆを四勺ぐらい入れ、露しょうがを注して供する。 風薫る初夏の時候に応....
日本料理の基礎観念」より 著者:北大路魯山人
ひと言申し上げておきたいと存じます。濃口醤油ではどうもよい料理ができないのです。薄口というのがあります。これは播州竜野でできるのですが、関西では昔から使われてい....
料理メモ」より 著者:北大路魯山人
に酒を加えた汁仕立がよい。すっぽんのブツに切ったのを血みどろのまま、水八、酒二に薄口しょうゆを少し入れて、煮たてた中に入れて煮る。五分ないし八分で食べられる。 ....
昆布とろの吸い物」より 著者:北大路魯山人
く乾燥して高いものを買ったらよい。それだけで立派な吸いものができる。 ここでも薄口醤油を是非とも使って欲しい。東京のものより半額ほど安いのだから、手に入れて欲....
すき焼きと鴨料理――洋食雑感――」より 著者:北大路魯山人
うまい具合に処理してあった。 これでよし。私はポケットに用意していた播州竜野の薄口醤油と粉わさびを取り出し、コップの水でわさびを溶き、卓上の酢でねった。私の調....