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薄紅葉
「薄紅葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薄紅葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
護《まも》りたる演奏者は、ぐるりと戸側《とぎわ》に体《たい》を回《めぐ》らして、
薄紅葉《うすもみじ》を点じたる裾模様《すそもよう》を台上に動かして来る。狂うばか....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ゝらず、ゴタルと云う※の様な小魚ばかり釣れる。舟を水草の岸に着けさして、イタヤの
薄紅葉の中を彼方此方と歩いて見る。下生を奇麗に払った自然の築山、砂地の踏心地もよ....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
アラ姉さんとお定まりのように打ち消す小春よりも俊雄はぽッと顔|赧らめ男らしくなき
薄紅葉とかようの場合に小説家が紅葉の恩沢に浴するそれ幾ばく、着たる糸織りの襟を内....