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薦被
「薦被〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薦被の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
家具屋が来る。瓦斯会社が来る。交換局が来る。保険会社が来る。麦酒の箱が積まれる。
薦被りが転がり込む。鮨や麺麭や菓子や煎餅が間断なしに持込まれて、代る/″\に箱が....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
時分から少し変っていたので、二葉亭を可愛がっていた祖母さんは「この子は金鍔指すか
薦被るかだ、」と能く人に語ったそうだ。(金鍔指すか
薦被るかというは大名となるか乞....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ます。そこの角は河合という土蔵造りの立派な酒屋で、突当りが帳場で、土間の両側には
薦被りの酒樽の飲口を附けたのが、ずらりと並んでいました。主人は太って品のいい人で....