薬量[語句情報] »
薬量
「薬量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
薬量の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
れたものは、実にチェリーだった。チェリーはその頃、金の寵愛を集めていただけに、服
薬量が大変多量にのぼっていた。だからチェリーは金を訪ねて、ヘロインをせびったのだ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
れたのだろう」と云って、法水を確信ありげな表情で見て、「しかし法水君、だいたいの
薬量が判れば、それを咽喉に入れた時刻の見当がつくだろう。そこに僕は、何かあるのじ....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
同症の患者に対して服薬の分量を加減するに異ならず。女子の方に適宜なれば男子の方は
薬量の不足を感じ、男子に適量なりとすれば女子の服薬は適量にして必ず瞑眩《めいげん....
「深夜は睡るに限ること」より 著者:坂口安吾
ほど昏睡させるのである。僕のように日頃催眠薬を使いなれていた者には、きゝが遅れ、
薬量も甚だ多量を要して、病院をまごつかせるが、それでも、結局、眠らされてしまう。....