藤本鉄石[語句情報] » 藤本鉄石

「藤本鉄石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

藤本鉄石の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
どである。ともかくも、この討幕運動は失敗に終わった。天の川というところでの大敗、藤本鉄石の戦死、それにつづいて天誅組の残党が四方への離散となった。 九月の二十....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ないことでした。 侍従中山忠光は浪花《なにわ》へ落ち、松本|奎堂《けいどう》、藤本鉄石、吉村寅太郎らの勇士は、或いは戦死し、或いは自殺して、義烈の名をのみ留《....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
では天誅組の方へ加わりました、中山卿だの、それから松本奎堂《まつもとけいどう》、藤本鉄石なんていう方へ加わりました」 「まあ、それは頼もしい、天朝方でございます....
志士と経済」より 著者:服部之総
れていたが、文久元年|清河《きよかわ》・安積《あさか》等九州遊説の別働隊、備前人藤本鉄石の遊説をもって深く志士と交わり、翌二年二月朔日付、京都の鉄石からの書翰に....
新撰組」より 著者:服部之総
ことを念願した。清河と一緒に「寺田屋」派から分離しのち天誅組の謀主となって斃れた藤本鉄石《ふじもとてっせき》らまで、一時は黒谷《くろだに》の肥後守を訪れることが....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
・シーンとは何かというと、大ざっぱに言って、幕末維新の先駆をなした天誅組の首領、藤本鉄石(真金)にこんな一話があったのを、書名は忘れたがふと思い出したのである。....