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蘭学事始
「蘭学事始〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蘭学事始の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
たる口調で、僕たちの祖先の苦労を実に平明に解説してくれる。きのうは、杉田玄白の「
蘭学事始」に就いてお話して下さった。玄白たちが、はじめて洋書をひらいて見たが、ど....
「惜別」より 著者:太宰治
ら現代に到るまでの日本人の解剖学に関する著作であった。杉田玄白の「解体新書」や「
蘭学事始」などもその中にあった。そうして、玄白たちが小塚原の刑場で罪人の屍を腑分....
「科学の常識のため」より 著者:宮本百合子
日本の徳川末期に、シーボルトその他によって西洋医学が導き入れられ、菊池寛の小説「
蘭学事始」のような情景をも経て今日の医療に至った歴史とてらし合わせて、尽きぬ味わ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のんだのでした。「でも、好意ということでは同じだからいいさ」と私も笑ったの。本(
蘭学事始)は、たしかに二人からの御誕生の祝です。鶴さんは大変体が参って居ります。....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
、もって近世の有様に至り、洋学のごときはその源《みなもと》遠く宝暦年間にあり〔『
蘭学事始』という版本を見るべし〕。輓近《ばんきん》外国の交際始まりしより、西洋の....