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虎御前
「虎御前〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
虎御前の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
い》のもとへ通ひて女子一人設けたり寅の年の寅の月の寅の日に生まれければその名を三
虎御前とぞ呼ばれける。かくていつき育てしほどに十五歳の時家長|空《むな》しくなり....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
命令したのだった。その方法として銀座の十銭スタンドへ行って、耳朶にRと入墨のある
虎御前を見つけて、それに頼めといった。 考えてくると、それはあまりに猟奇にみち....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
を、一路江戸へ向かった。 四 延台寺《えんだいじ》内の虎子石。 曽我の十郎が
虎御前の家へ泊まった夜、祐経《すけつね》からはなされたスパイの一人が、十郎を射殺....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
たりの語り草にもなっている。 その戦場に在る日は、つぶ漆のあらあらとした鎧に、
虎御前の太刀を横たえ、 コノ若殿、魁ニ御在セバ、軍中、何トナク重キヲナシ、卒伍....