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虎皮
「虎皮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
虎皮の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
くよりあった証《しるし》は『左伝』に城濮《じょうぼく》の戦に晋の胥臣《しょしん》
虎皮を馬に蒙《かぶ》せて敵の軍馬を驚かし大勝したとある。 林宗甫の『和州旧跡幽....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
。幸《さいわい》にして苦沙弥先生門下の猫児《びょうじ》となって朝夕《ちょうせき》
虎皮《こひ》の前に侍《はん》べるので先生は無論の事迷亭、寒月|乃至《ないし》東風....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
苦い顔を渋くした、同伴の老人は、まだ、その上を四つ五つで、やがて七十なるべし。臘
虎皮の鍔なし古帽子を、白い眉尖深々と被って、鼠の羅紗の道行着た、股引を太く白足袋....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
》のごときたけき質とを兼備する人格が出るであろう。漢学者の使用する一句に、「羊質
虎皮《ようしつこひ》」というのがあって、外面|
虎皮《こひ》をかぶりて虚勢《きょせ....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
して、 口中に卑しと云心也。羊質など云、同心也。 されば張良が一巻の書にも、羊質
虎皮は恥也と云て、外に虎勢を成て内に羊の心あるを武士の恥辱とす。是羊を卑とする故....