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虚誕
「虚誕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
虚誕の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
むに、輓近《ばんきん》エスキモ人がキリスト教に化する事多きより、一代前の事は全く
虚誕のごとく聞えるが、遺老に就いて種々調べると、欧人が聞いて無残極まり、世にあり....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ジンの『博物文庫』巻二七、カッセル出版『猴類博物学』と『猴史』等に猴の話多い中に
虚誕も少なからぬようだ。 東洋の書籍にも猴の珍談随分多いが、詰まらない嘘その半....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
ということを保証するのは御免|蒙《こうむ》りたいが、梵天丸という幼名だったことは
虚誕では無く、又其名が梵天|帝釈《たいしゃく》に擬した祝福の意であったろう事も想....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
、異説争論その極《きわ》まるところを知るべからず。これをかのアジヤ諸州の人民が、
虚誕妄説を軽信して巫蠱《ふこ》神仏に惑溺し、あるいはいわゆる聖賢者の言を聞きて一....
「長吏名称考」より 著者:喜田貞吉
良坂・清水坂両所の非人争議の文書である。 本寺奈良坂非人陳申、 清水坂非人等条々
虚誕子細状。 一、彼状云、相畢云云。 陳申云。不) ここに長吏法師とは、清水坂....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
ります私しは馬鹿でござります、馬鹿にされております、意気地のない奴でござります、
虚誕はなかなか申しませぬ、お上人様、大工はできます、大隅流は童児の時から、後藤立....
「つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
がした。左の内腿に初めは一つであった黒子がいつとなく並んで三つになったのは決して
虚誕《うそ》でない。全くの事実である。自分でそれと心づいたのは去年の春上野|池《....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
巻四号一八頁に一部を引用してあるもの)。 本寺奈良坂非人陳申 清水坂非人等条々
虚誕子細状 一、彼状云、相‐畢云云。 陳申云、不恩候者歟。 一、同状云、淡路法師....