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「虜囚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

虜囚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
た。一つは昔の嫉視《しっし》から出てきたものだった。(幼年時代のそういう熱情は、虜囚が忘れられたときにもなおその力が残存しているものである。)も一つは熱烈な国家....
三国志」より 著者:吉川英治
りになった。孔明は南安へ入城した。 法を出して民を安んじ、夏侯楙は檻車のうちに虜囚としておき、また諸大将を一閣に寄せて、その戦功を彰した。 宴となって、祝酒....
私本太平記」より 著者:吉川英治
満目の散り紅葉は、若い公卿志士の悲調をそそッたものであろう。しかし、その二人が、虜囚の身も忘れて愉しげに見えるなどは、護送使には我慢がならない。 「ち。うるさい....
私本太平記」より 著者:吉川英治
見てやろう。内へとおせ」 二人は、仰せに驚いた。異例な御諚だ。 帝は、自身の虜囚の姿などを、人目にさらすのは、極度に嫌ッておいでだった。従来、探題の北条仲時....