蚕卵[語句情報] » 蚕卵

「蚕卵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蚕卵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
勉強でございまして、あの辺は山を開墾してだん/″\に桑畑にいたします。それにまた蚕卵紙を蚕に仕立てます故、丹精はなか/\容易なものでは有りませんが、此の程は大分....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
草)で作った。古来農桑を御奨励になり、正月の初子の日に天皇御|躬ずから玉箒を以て蚕卵紙を掃い、鋤鍬を以て耕す御態をなしたもうた。そして豊年を寿ぎ邪気を払いたもう....
慶応義塾学生諸氏に告ぐ」より 著者:福沢諭吉
演説を筆記したるものなり。 余かつていえることあり。養蚕《ようさん》の目的は蚕卵紙《たねがみ》を作るにあらずして糸を作るにあり、教育の目的は教師を作るにあら....
周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
れり。 穴は先の方稍高くして、人の立ち得られんとする位あり。先年試みに此の穴中に蚕卵紙を蓄蔵したりと云ふ。 とある。以てその大要を知ることが出来よう。なお特に....