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蛻
「蛻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蛻の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。因って汝ら必ず死すべし。イグアナとヴァラヌス（いずれも蜥蜴の類）と蛇は時々皮｜
蛻《ぬ》ぎ、不死《しせじ》と罵ったので、人間永く死を免れずと。フレザーかようの話....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
めて晴ればれと、且つ語り且つ喰うて枝豆をつくし、栗を殻ばかりにして、衣かつぎ芋の
蛻、遠慮のかたまり二つ三つと共に器に山を築く。 「オヤ、ま随分だわねえ。もう皆ん....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ランシーの『妖怪字彙《ジクショネーランフェルナル》』四版四一四頁には、欧州に蛇が
蛻《かわぬ》ぐごとに若くなり決して死なぬと信ずる人あるという。英領ギヤナのアラワ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
合せたが答えられず。『説郛』三一にある『戊辰雑抄』に、昔大竜大湖の※《ほとり》に
蛻《かわぬ》ぎ、その鱗甲より虫出で頃刻《しばらく》して蜻※の朱《あか》きに化《な....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
も賑かいものであった。 これも群衆心理というのかも知れないが、少年から大人に蝉
蛻し切らないわたしの幼い頭脳が、これらの改良論のために著るしい刺戟をうけたのは言....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
む小賢きものは
飽くまで隠ろひをらんとす。
それには似ずて、蝨等は
たはやすくぞ
蛻け出づる。
メフィストフェレス
この若い、造られた物を見るのが、意外に....