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「蛾眉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蛾眉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
中から小肥りの仏蘭西美人のような、天平の娘子のようにおっとりして雄大な、丸い銅と蛾眉を描いてやりたい眼と口とがぽっかりと現れて来る。 二三年前、O市に水産共進....
運命」より 著者:幸田露伴
もう、避くるある也。十六年、黔に至りたもう。十七年始めて仏書を観たもう。十八年|蛾眉に登り、十九年|粤に入り、海南諸勝に遊び、十一月還りたもう。此歳阿魯台反す。....
断橋奇聞」より 著者:田中貢太郎
自分で繍をした汗巾を出してきて、それに筆を染めた。 英雄自ら是れ風雲の客 児女の蛾眉敢て仙を認めんや 若し武陵|何処と問わば 桃花流水門前に到れ 老婆はその詩....
父の形見」より 著者:豊島与志雄
た。それから中声で詩を吟じた。 霜満軍営秋気清……云々 鞭声粛粛夜過河……云々蛾眉山月半輪秋……云々 月落烏啼霜満天……云々 高原弔古古墳前……云々 そん....
三国志」より 著者:吉川英治
は馬をめぐらして、さらに予定の前進をつづけた。 ようやく、※城の西曲輪が見え、蛾眉門、斜月門、鉄鬼門、蕀冠門などが、さらに次の山をうしろにして鋭い反り屋根の線....