» 

「蜑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蜑の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海のほとり」より 著者:芥川竜之介
小文吾《こぶんご》などの荘助《そうすけ》を救いに出かけるところだった。「その時|崎照文《あまざきてるぶみ》は懐《ふとこ》ろより用意の沙金《さきん》を五包《いつ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の名物は栄螺《さざえ》の壺焼《つぼやき》。 「お婆さん、栄螺の壺焼を一つくんな」《あま》が捕りたての壺焼を焼かせて、それをうまそうに食べていると、 「御免よ、....
東上記」より 著者:寺田寅彦
き出して新聞売の声後になる。右には未だ青き稲田を距てて白砂青松の中に白堊の高楼|の塩屋に交じり、その上に一抹の海青く汽船の往復する見ゆ。左に従い来る山々|山骨....
俊寛」より 著者:倉田百三
も九州までも行きはしますまい。潮風に吹き流されて。この島の磯にでも打ちあげれば、の子が拾うて薪にでもしてしまうだろう。 康頼 しかしあれには二首の歌が彫りつけ....
「汐くみ」の画に就いて」より 著者:上村松園
れるだろうと思います。 「汐くみ」は舞踊でございまして、なかなか優美なものです。女の所作を美化したものですが、こういう画はどちらかと言いますと損な画で、いわゆ....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
煽らるる北海の荒浪が、どーん、どーんと、ただ一処のごとく打上げる。……歌麿の絵のでも、かくのごとくんば溺れます。二打ち三打ち、頽るる潮の黒髪を洗うたびに、顔の....
雪柳」より 著者:泉鏡花
、乳も胸も、滑かに濡々として、まつわる緋縮緬、流れる水浅黄、誰も知った――歌麿の女一集の姿。ふと、びいどろの船に、紅だの白だのひらひらするのを積むといった、間....
人格の養成」より 著者:新渡戸稲造
も、何でもこういうような意味でした。 乗得《のりえ》ては艪櫂《ろかい》もいらじ小舟《あまをぶね》 片瀬《かたせ》の浪《なみ》のあらむ限《かぎ》りは ....