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「蜻蛉日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蜻蛉日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ほととぎす」より 著者:堀辰雄
われぞげにとけて寐《ぬ》らめやほととぎす ものおもひまさりこゑとなるらん蜻蛉日記 その一 「昔、殿のお通いになっていらしった源の宰相|某《なにがし》とか....
かげろうの日記」より 著者:堀辰雄
なほ物はかなきを思へば、あるかなきかの心地する かげろふの日記といふべし。蜻蛉日記 その一 半生も既に過ぎてしまって、もはやこの世に何んのなす事もなく生....
間人考」より 著者:喜田貞吉
、…… 同夕顔の巻に、 隣の事も聞きはべらずなど、はしたなげに聞こゆれば、……蜻蛉日記に、 文物すれど返り事もなく、はしたなげにのみあれば、つつましくてなん。....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
伊勢物語』や『源氏物語』や『夜半の寝覚』がつくられているではないか、それにまた『蜻蛉日記』や『枕草紙』や『更級日記』やのような美しい日記随筆の類が生れているでは....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
名利を断った者と見るわけにはゆかない。 失意、失恋は、よく動機となっている。「蜻蛉日記」「更級日記」「堤中納言物語」などに扱われている女性。また源氏や古典平家....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ないとその記録も遺し得られぬから、退屈|凌ぎにその例を並べて見ると、古い所では『蜻蛉日記』にクツクツボウシ、『散木奇謌集』にはウツクシヨシと鳴くとある。近世の口....