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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
らなかったのであろう。別に抗弁するのでも無ければ、駁撃するというでも無く、樹間の蝉声、聴き来って意に入るもの無し、という調子にあしらって終った。右衛門も腕の力を....