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蝋紙
「蝋紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蝋紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
かな手仕事だった。赤と青と黄、それから紫に桃色に水色に緑というような強烈な色彩の
蝋紙が、あたりに散ばっていた。何のことはない、陽春四月頃の花壇の中に坐ったような....
「寒の夜晴れ」より 著者:大阪圭吉
わないんですよ。少くとも食べかけたものなら、キャラメルなりチョコレートの、銀紙や
蝋紙が捨ててある筈なんですが、さっき警官の来ない先に、探してみた時にはなにもなか....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
しておくほうがいいと思って、むいてもむいても紙ばかりというじれったいキャンデーの
蝋紙をムキになってむいていると、ジャガイモが電話をかけてよこした。 「終戦の八月....