蠅の子[語句情報] »
蠅の子
「蠅の子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蠅の子の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「禰宜様宮田」創作メモ」より 著者:宮本百合子
のから、短かい陽炎《かげろう》が立ち、その周囲の湿地には、粗い苔が生えて、群れた
蠅の子が、目にもとまらない程小さい体で、敏捷に彼方此方とび廻って居る。 △静か....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すからって。
こんどからは稿料をかきつけておきましょう、そう思うけれど、まるで
蠅の子のような小さいものを一々かきとめるついそれより先に消滅するのですもの。電光....