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血温
「血温〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
血温の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
兵衛が死骸をかかえ起して、胸をくつろげて先ずその疵口をあらためると、からだはまだ
血温があった。たった今|殺られたにしては、なにかの叫び声でも聞えそうなものだと思....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
を解いて市郎を抱え起すと、彼も所々に負傷して、脈は既に止っていた。が、これは確に
血温が有る。巡査は少しく安堵の眉を開いて、取敢ず彼の綱を強く曳くと、上では直にお....