行潦[語句情報] » 行潦

「行潦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

行潦の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
り、あるいはぽたぽたと滴《したた》りたる、その痕《あと》は八畳の一間にあまねく、行潦《にわたずみ》のごとき唐紅《からくれない》の中に、数箇所の傷を負いたる内儀の....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
岡辺に群れゐつつ吾が哭く涙止む時もなし」(巻二・一七七)、「御立せし島を見るとき行潦ながるる涙止めぞかねつる」(巻二・一七八)ぐらいに行くのが寧ろ歌調としての本....