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「衡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衡の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
は、おおかた船客の寝しずまった夜の寂寞《せきばく》の中にきわ立って響いた。自動平器の中にともされた蝋燭《ろうそく》は壁板に奇怪な角度を取って、ゆるぎもせずにぼ....
ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
のにちがいない。ロケットから離れ去ることによって、ロケットに働く万有引力はその平が破れ、ふたたび動き出したのだ。博士はついに生命を犠牲にしてロケットとテレビジ....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
く神が物質を分ちしとき―― そは誰なりしか――これに肢節を作り始めぬ。 これが均を得るためにまず 地を球形(注三)として空中に浮べたりき。 嵐に慄く海の潮を ....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
が、まず大体の動向を決定してしまったというわけで、向うさんのいう条件をいちいち、器に掛けて決定したわけではない。僕の気の短いことは誰でも知っている。その代り諦....
七宝の柱」より 著者:泉鏡花
うした心持かも知れない。尊い文字は、掌に一字ずつ幽に響いた。私は一拝した。 「清朝臣の奉供、一切経のうちであります――時価で申しますとな、唯この一巻でも一万円....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
まだ出来上っていないが、波浪にゆれないように、鉄塔が水面につくところには、波浪平浮標というものをつけることになっているそうだし、飛行甲板の下につけることになっ....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
で病理学まで研究して、0,などと調合する、朝夕検温気で度を料る、三度の食事も度量で食べるのが、秋の暮方、誰も居ない浪打際を、生白い痩脛の高端折、跣足でちょびち....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
明交通に有害か?』 悪霊の跳躍――ダアビイ競馬日の如き場合には、人間の道徳的均が撹乱されているので、われ等として、地上との交通に至難を感ずる。かかる場合に、....
作画について」より 著者:上村松園
「清少納言」や、その後の「義貞勾当内侍を視る」「頼政賜菖蒲前」「軽女悲惜別」「重朗詠」また小野小町、紫式部、和泉式部、衣通姫などの宮中人物、上※、女房等々、歴....
画道と女性」より 著者:上村松園
清少納言を描いた記憶がある。その頃からのことを思い出してみると、新田義貞や、平重や、源頼政やの古事を題材としたことなどもあり、大石義雄とお軽の別れの場面を描い....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
品(三等銅牌)「寿陽公主梅花粧」日本美術協会出品(三等銅牌) 同 三十一年 「重朗詠」新古美術品展(三等銅牌)「古代上※」日本美術協会出品(三等銅牌) 同 三....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
してその作用を営むも、一時非常の刺激または病患等の事情に接するときは、その序次権を失して、心力の不平均関係の錯乱を生ずるをもって、一部分の不覚を見るに至るなり....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
学生を養うて清国警察を補充し、啻に学堂教務を統ぶるのみならず学堂出身者の任命の詮及び進退|黜陟等総てを委任するという重い権限で監督に任じた。当時の(あるいは今....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
三たび英京ロンドンに来てその様子を見たが、年をおうごとに貧富の差が大きくなって均を失っている。文明というものが今日は多くのそれにともなう弊害を生み、いたるとこ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
かった。満州事変から僅かに四年、満州事変当初の東亜に於ける日・ソの戦争力は大体平がとれていたのに、昭和十一年には既に日本の在満兵力はソ連の数分の一に過ぎず、殊....