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「衡平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衡平の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
習があったために、まさに害せられんとして僅に免れたのだそうである。東京に来て桑田衡平の家の学僕になっていて、それからこの学校に入った。齢は保より長ずること七、八....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
的反発に由来している。だが彼は又旧ホイッグ党党是の無条件な信奉者であり、民衆的な衡平の反対者なのであった。だから云わば彼は極めてイギリス貴族風に保守的なデモクラ....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
。と云うのは、国家に於ける又は国家による法解釈の標準の有力な一つがこの通念(夫を衡平と云ってもいいかも知れない)なのである。そういう通念が、少なくともこの社会で....
階級闘争の彼方へ」より 著者:与謝野晶子
級の横暴に代えるに、極端なる労働階級の横暴を以てする社会です。私の理想はそういう衡平を失した顛倒生活の外にあります。私がどうせ一度来る階級闘争なら、それをなるべ....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
れるときは、さなきだに思慮|分別《ふんべつ》の熟《じゅく》せぬ青年はいよいよ心の衡平《こうへい》を失い、些事《さじ》をも棒大《ぼうだい》に思い、あるいは反対に大....