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袁彦道
「袁彦道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
袁彦道の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
く》が行かず、かえって汚名を世上に晒《さら》す結果となるので、さしも盛んであった
袁彦道《えんげんどう》の流行も、次第に衰えて、民皆その業を励むに至った。 この....
「名娼満月」より 著者:夢野久作
め切った本堂の雨戸の隙間からチラチラ洩れる火影を窺いてみると、正しく天下晴れての
袁彦道の真盛り。月代の伸びた荒くれ男どもは本職の渡世人らしく、頬冠りや向う鉢巻で....
「善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
たものである。 「いや何、別にそうでござらぬ。……」 「ああいう人物の常として、
袁彦道の方面へも、ちょいちょい次郎吉も手を出すそうで」 「ははあ左様でござるかな....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
業は、こいつだろうと思っていたのさ」壺を振るような手付きをし、 「ソーレどうだ、
袁彦道!」 「そいつあ道楽でございますよ」 「ふふん、なるほど、道楽だったのか。....
「狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
と、すこし反身になって土下座し直した。 「さようで……蔵元屋のお熊は天下御法度の
袁彦道の名人で御座いました。花札、骰子、穴一、銭占、豆握り、ヤットコドッコイのお....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
ろを持って押し上がっては、いわゆるいかさまばくちの種明かしをやって見せ、いささか
袁彦道《えんげんどう》をあそぶ人々への、戒めとはしたのである。この点、前掲のにせ....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
初手《しょて》はあらかた投げてかかる。 兵藤 アハハハ、甚伍左とくると何の話でも
袁彦道《えんげんどう》にもってくるからかなわん。さ、行こう加多氏、ハハハ、こんな....