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袖に縋る
「袖に縋る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
袖に縋るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
に済みませんから」 と云いながら起とうとするを、 い「まア待って下さい」 と
袖に縋るのを振切って往きますから、おいさは欄干に縋って重二郎を見送りしまゝ、ワッ....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
きんは驚きまして、 きん「何うか私が悪いからお嬢様をお助けなすって下さい」 と
袖に縋るを振切って、どん/\と引提げ刀で二階へ上りました時に、白島山平もお照も唯....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
そして、確かり、私におつかまりなさいまし。 図書 失礼御免。 夫人の背よりその
袖に縋る。縋る、と見えて、身体その母衣の裾なる方にかくる。獅子頭を捧げつつ、夫人....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
勝手にしやがれさ、……だが、いよいよジルベールの死刑が確定すりゃあ、いやでも俺の
袖に縋るより外はないのだ。メルジイは誰が何と云っても俺の妻さ。アレキシス・ドーブ....