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装薬
「装薬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
装薬の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅日記から」より 著者:寺田寅彦
行って案内を頼むと水兵が望遠鏡をわきの下へはさんで出て来ていろいろな器械や午砲の
装薬まで見せてくれる、一シリングやったら握手をした。…… 夕飯後に甲板へ出て見....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ら》と変化した居酒屋の片すみ、築かれた角面堡《かくめんほう》から二、三歩の所で、
装薬し実弾をこめたカラビン銃を椅子《いす》の背に立てかけて、愉快なる青年らではな....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。錫が多すぎれば弱くなって、火門の中に幾つもすき間ができる。その危険を避けしかも
装薬を強くするには、十四世紀式に戻って箍《たが》をはめなくちゃいけない。すなわち....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
と片手とを離さずにいた。その武器箱の中には、彎刀を一番下にして、その上に七八挺の
装薬した馬上拳銃が置いてあり、それの上に一挺の
装薬した喇叭銃が載せてあったのだ。....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
を!」 と富士男がさけんだ。 言下に次郎とサービスが洞にとびいって、各一個の
装薬した銃をとってきた。 「弾がはいってるね!」 「いまつめてきたんだよ、兄さん....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
ズドン! 青空の真ん中で、クレエが雪のようにくだける。 室僕《バトラア》が、
装薬《そうやく》した別の銃をツイと差し出す。 また、空に、白い小さな雪煙り。 ....