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「裏付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

裏付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
の安堵を感じた。 私は昨日の私をつかむことが出来ないでいる。昨日の私のポーズの裏付けるものを知ることが出来ないでいる。しかし、私が又何年か生をうけて、その時の....
二つの途」より 著者:豊島与志雄
かな傷まで、彼は残らず知りつくしていた。看護婦や信子や木下の一挙一動、その動作を裏付ける感情、一として彼の眼を逃れることは出来なかった。他の一つは病室外の世界―....
鳶と柿と鶏」より 著者:豊島与志雄
ではあるが、吉村の所謂女らしい雰囲気にひどく乏しかったし、その文章も吉村の持論を裏付けるようなものだった。 君枝の心境を打診する手掛りも得られず、彼女自体にも....
棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
りが、祖先から伝わる因縁の然らしめるところであろうと、判断しているこの私の考えを裏付けるごとくに、本年一月十九日、事件も落着して棚田夫人光子、小女、私が逢った下....
撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
を打明けたうえで費用を引出したと考えることは、両者の関係ならびに裁判の結果を一面裏付けるもののようではあるが、米国の利益と撥陵事件との内的関係は、『紀行』がフェ....