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裏崩れ
「裏崩れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
裏崩れの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
撃破した。然るに井伊直孝優勢なる銃隊を以て、敵を玉串川の左岸に圧迫し、木村の軍は
裏崩れをし重成戦死す。 「安藤謹んで曰く、今日|蘆原を下人二三人|召連通候処、蘆....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ころ、鬼をもひしぎそうな大男の浪人姿がつぎつぎとたおれて、うしろからバラバラと、
裏崩れ。たまりかねたか、 「めあては早乙女だッ。おれにつづけッ」 とびかかった....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
、にッたりを木彫にしたような者に「にッたり」と対っていられて、憎悪も憤怒も次第に
裏崩れして了った。実に怒る者は知る可し、笑う者は測るべからず、である。求むる有る....