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裏海
「裏海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
裏海の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光と風と夢」より 著者:中島敦
いた間にも、私は実に色々な人間に遇った。 白人は愚か、土人さえ稀なマルケサスの
裏海岸に自分で小舎を作り、唯一人(海と空と椰子樹《やしじゅ》の間に全く唯一人)一....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
狂人を模倣した
気味悪い屍体
然るに本日午後五時頃、大学
裏海岸を通りかかった沙魚釣り帰りの二名の男が、海岸に漂着している一個の奇妙な溺死....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
座んしょう。警察と裁判所と、有志の人達が棒組んで、この私を袋ダタキにして絶影島の
裏海岸に捨てて下さった御恩バッカリは今でも忘れておりません。そう云うたら思い当ん....
「マクシム・ゴーリキイの人及び芸術」より 著者:宮本百合子
られていたロマーシの勇敢で適宜な防衛で命が助かった。 村を出てからゴーリキイは
裏海の漁業組合で働き、やがてドウブリンク駅の番人として働き、駅夫や人夫に地理や天....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
。迷路が作られてありますので」 「で、もう一つはどこにあるな?」 「はいこの島の
裏海岸の荒野の中にございます」 「さてはそこから逃げ込んだものと見える」 「恐ら....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
上座師が仏教の密部を西蔵の原宗教に結びつけ、西蔵を中心に満洲、蒙古、シベリヤから
裏海沿岸にいたる一千万の信徒をもつ西蔵《せいぞう》仏教の基をひらいた。西蔵人は高....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、 「お、これは、軍船の配りや布陣の線を引いたものじゃ。や、鏡島の袋潟――鳴門の
裏海には、いつのまにか、こんなにも多数の軍船がひそめてあったか」 と、図面の角....