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裏腹
「裏腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
裏腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ちげえねえ。一枚のこらず返してみな」 あったのです。上からちょうど三枚め、畳の
裏腹のわら心へ、ぐいと深くさしこんでたくみに隠してあったのです。 「そうだろう。....
「お久美さんと其の周囲」より 著者:宮本百合子
云う事をお久美さんは知って居た。 けれ共彼れ程好く嬉しく想って居た事が斯うまで
裏腹に行こうとは余り思い掛けなかった。 大切に育てて居た子を急病で一息の間に奪....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ろう。――巨大な音楽堂で催されてる音楽会で、彼の作品の一つが、彼の思想とはまるで
裏腹に演奏されてるのが聞こえた。彼はそれを自分の作だとは認めがたい気がした……。....