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「補助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

補助の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
の弟について噂《うわさ》する時誰にでも言って聞かせる言葉ではないか。清逸の学資の補助(清逸は自分の成績によって入校二年目から校費生になって授業料を免除されている....
婦系図」より 著者:泉鏡花
ら紙入を受取ってやったんだ。それで宜しくばお稽古にお出でなさい、早瀬主税は攫徒の補助をした東京の食詰者です。)とこの塾を開く時、千鳥座かどこかで公衆に演説をする....
恐怖の口笛」より 著者:海野十三
。客席は全部ふさがってしまったので、已むを得ず、太い柱の陰にはなるが五六ヶ所ほど補助の卓子や椅子を出したが、これも忽ちふさがってしまった。 酒盃のカチ合う音、....
超人間X号」より 著者:海野十三
囚の首に綱《つな》をかけたり、死んだあとは死骸《しがい》をひきおろしたりする執行補助官、もう一人は教誨師《きょうかいし》であった。 すでに用意は終り、死刑囚火....
地球要塞」より 著者:海野十三
い。 浪の音さえ、聞えないのである。この島では、打ちよせる浪の音は、たくみに、補助動力《ほじょどうりょく》に使われ、そして音を消してあった。だから、時折、頬の....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
│ │ ┌─防空監視哨 │ └補助機関┤─聴音隊 防空司令官┤ │─照空隊 │....
ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
となどは到底できないのでした。広告料や、Oの二三の本の印税や、あちこちから受ける補助やで、やっとどうにかOの留守中を凌いでいったのでした。その経済状態はみんなに....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
赫々とした日輪の中には三脚の鴉が棲むと言うげな、日中の道を照す、老人が、暗い心の補助に、烏瓜の灯は天の与えと心得る。難有い。」と掌を額に翳す。 婆さんは希有な....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
るごとくに答えながら、双手を挙げて子供等を制した。栗鼠ばかりでない。あと三個も、補助席二脚へ揉合って乗ると斉しく、肩を組む、頬を合わせる、耳を引張る、真赤な洲浜....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
れ以上始末におえぬ状態はめったにない。刺戟性の飲料は、或る場合には、物理的表現の補助となるかも知れない。が、それはわれ等にとりて大々的障害である。何となれば、そ....
端午節」より 著者:井上紅梅
の支払いが停止しないから、こういう呑気な記事を書くので、万一政府もしくは後援者が補助金を断つに至ったら、彼らの大半は大会に赴くだろうと認識したからである。 彼....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
をしたのでも何でもない。選んだ夫の貧しい境遇に、安処して、妹の嫁入さきから所帯の補助は肯じなかった。あの時、――橋で中よく遊んでいた男子たち、かえって、その弟の....
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
まだかつて聞きなれざるものなる上は、ただ聴官によりてこれを感ずるのみにて、視官の補助を受くることあたわざるものとす。これ、その位置の明らかに知れざるゆえんなり。....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
については詳しく述べたから省略する。 一概に散兵戦術と云うも最初は散兵はむしろ補助で縦隊の突撃力が重点であった。それが火薬の進歩とともに散兵に重点が移って行っ....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
りの結果を得ましたので、大いに自信を得て愉快でした。それから毎日その色盲の軍医の補助によって色盲者に間違い易いような幾組かの色彩を紙に塗っておきまして、次の日曜....