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補助金
「補助金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
補助金の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
り同藩保護の下に発達して来たようなもので、各村とも榑木御切替えととなえて、年々の
補助金を同藩より受け、なお、補助の目的で隣国|美濃の大井村その他の尾州藩管下の村....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
で日本の沿海は米国の汽船がおもに往来していたのを買収して、それに充てた。爾来年々
補助金を給与したので、日本沿海だけはヤッと三菱会社の汽船で荷物や旅客を乗せる事に....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
を向けていた。ある重大な社会的利害問題、ある村道問題、オペラ・コミック座に対する
補助金問題、あるいは、卒中患者みたいな十五億の予算からわずか十万フランの出血治療....
「端午節」より 著者:井上紅梅
の支払いが停止しないから、こういう呑気な記事を書くので、万一政府もしくは後援者が
補助金を断つに至ったら、彼らの大半は大会に赴くだろうと認識したからである。 彼....
「図書館法楽屋話」より 著者:中井正一
ない事務官などを罐づめにして、年内に法務府に法案が渡るようにしなければならない。
補助金の文字(まことに文字だけにしかすぎないのであるが)を、may(行ない得るも....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
、一切無料たるべし。 三、所在地人口の割合に応じ、開館日時数を規定すべし。 四、
補助金は、各図書館とも一年二百ドルとす。 五、所在市町村においては、
補助金と同額....
「図書館法と出版界」より 著者:中井正一
、たわむれにそれを呼んでいた)をはかったのである。 しかし、最後の線として、「
補助金」の文字だけは法案の中に埋没して、時限爆弾としなければならないと考えたので....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ら出品者に対して補助があったのでした。七十円の売価のものに対しては約三分の一位の
補助金が出た上、閉会後、入場料総計算の剰余金を出品人に割り戻したので、出品高に応....
「丹那山の怪」より 著者:江見水蔭
えらねばならなくなって、おまけに橋梁の架替えとか、神社仏閣の修繕とかに、主君から
補助金を下げられるように、取り成しをしなければならなくなる。老年の者でも、ついこ....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
村長を看板にし、関係大地主が役員になって、「土功組合」を組織し、北海道庁から「
補助金」や「低利資金」の融通を受ける。拓殖銀行は特別低利で「年賦償還貸付」をした....
「図書館法を地方の万人の手に」より 著者:中井正一
とっては未来に向かって、巨大な断層をもつ法案である。 二十六年度、国庫より※の
補助金(八千万円ないしそれ以上)を闘いとることは、全図書館界、出版界の文化運動に....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
饒になったので、その管下に病院の設立られるまで、年々三百|円ずつをこの町立病院に
補助金として出すこととなり、病院ではそれが為に医員を一人増すことと定められた。で....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
い。だから当年の彼阿《ピーオー》ラインなども、今日の飛行機のように旅客および政府
補助金付の郵便物に依頼して、貨物は若干の絹を積むくらいで大部分は帆船に委ねていた....
「教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
徒が続々出来るとする。すると県知事さんが校長を呼んで、この工業学校は、文部省から
補助金を受けているとか、あるいは県会で可決して経費を出しているのであるとかいい、....
「世界漫遊」より 著者:ダビットヤーコプ・ユリウス
。尼寺のおばさん達が、表面に口小言を言って、内心に驚歎しながら、折々送ってくれる
補助金を加えても足らない。ウィイン市内で金貸業をしているものは多いが、一|人とし....