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「補遺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

補遺の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
―――――――――――― ここで一言付加えておきたいことは、この改訂版で若干の補遺と修正を加えたことである。これはその後にこの方面に関して現われた文献と並びに....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
氏家氏 サイエンスのパズル入稿の催促。 明治書院 「おはなし電気学」の補遺原稿の催促。 偕成社の矢沢氏 「まだらの紐」の内金を持参あり。偕成社の近情....
近時政論考」より 著者:陸羯南
掲載せしものも読者中あるいはこれを出版せよと恵告せし人あり。これまた『政論考』の補遺として巻中に挾入せり。 一、著者今日に至るまでその著述を出版せしことはなはだ....
易の占いして金取り出したること」より 著者:南方熊楠
熊楠いわく、この話はもと支那の話を日本へ移したのだ。『太平広記』二一六に『国史補遺』を引いて、晋の隗※、易を善くす、臨終に妻子に告げたは、後来大いに荒るるとい....
イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
ては、理論Aに対して批判的位置を占めるべき新しき理論A′が、予めAの拡張・修正・補遺としてのみ、みずからの態度を決めてかかり勝ちなのは、至極尤もであるであろう。....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
である。彼は其の『ヘーゲル自然哲学』なる仏文の訳注解説に於て、ミシュレの注解を補遺しながら独自な編纂と研究とを与えた(之がヘーゲル自然哲学の最初の翻訳であると....
」より 著者:豊島与志雄
るが、まして、精神的嘔吐物に至っては猶更だ。以下暫く、筆者の多少の手加減と省略と補遺とを加えて、村尾の饒舌を少しまとめてみよう―― 四ヶ月に亘る病院生活のなか....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
言えり。今またこの役目職分の事につき、なおその詳《つまび》らかなるを説きて六編の補遺となすこと左のごとし。 およそ国民たる者は一人の身にして二ヵ条の勤めあり。....
犠牲者」より 著者:平林初之輔
一|縷《る》の空想を楽しみながら世を去らせてやりたいと思う位だ。 九、補遺――真犯人は誰か? 私はこの物語を以上で終るつもりでいた。ところが今村の公....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
隆寺問題の方は自ずから等閑に附せらるるを免れなかったが、それでも時に前説に対する補遺の意味を以て、多少の意見を発表した場合もないではなかった。ことにその後小野玄....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
れたのである。 ついでながら、本誌三月号|木村毅《きむらたけし》氏「伊藤博文伝補遺」中に、馬関戦争直前、「英国策論」の著者アーネスト・サトウが伊藤|俊介《しゅ....
人格の養成」より 著者:新渡戸稲造
日記を書くということも、一つの技術となッて、技芸となッて、それを以て自分の衣食の補遺《ほい》としようという者はいまだ卑《いやし》い。良い書物を読んで心を養うと言....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
は定家自筆の家集のはじめての覆刻である上に、私の『新古今時代』における「定家家集補遺の研究」の不完全な点を現在知り得る最も確実な資料によって訂正増補された補遺を....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
した帖を作られたり、伊藤君と謀って『後三年絵巻』の残欠を補うべく、研究考証の末に補遺十数巻を描いておられる。その熱心さ加減はとても常人の及ぶところではない。 ....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
の見当をつけることができたから、前に書き漏らした鳩垣内唱門のこととともに、ここに補遺の一章を設けることにする。 鳩垣内唱門の名はまたしばしば『雑事記』にみえて....