裾風[語句情報] »
裾風
「裾風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
裾風の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白蟻」より 著者:小栗虫太郎
いがぷんぷん香ってくるのだった。しかし、戸口を跨《また》いだとき、滝人は生暖かい
裾風を感じて、思わず飛び退《すさ》った。それは、いつも忌《い》とわしい、死産の記....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
かに乱れた。 二階の最前の部屋へ入ってペタンと坐り、傍らへ手燭を置いたとたん、
裾風でだろうか、音もなく灯は消えてしまった。 鼻をつままれても分らない真の闇。....