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「複葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

複葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
踊る地平線」より 著者:谷譲次
踏みおさめの土。 あ! ならんでる、並んでる! 地に翼をおろして! 飛行機・複葉・とんぼ・無数の水々しい飛行機――新鮮な果実のような、悪戯心に満ちた反撥と弾....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ゆえに四季を通じていつも有効である。そしてこの植物にはかく刺はあるが、その再羽状複葉はその姿その色まことに眼に爽かであるばかりではなく、さらに大きな花穂を葉間に....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
芽が出《い》で、葉は互生《ごせい》して葉柄《ようへい》があり、二回、三回分裂して複葉《ふくよう》の姿をなしている。五月、枝端《したん》に大なる花を開き、花径《か....
アケビ」より 著者:牧野富太郎
なわち灌木が蔓を成したもので、それはふじなどと同格である。葉は冬月落ち散り、掌状複葉で長き葉柄を具えて互生し、花は四月頃に房をなし雄花雌花が同じ穂上に咲き、花に....
雪を作る話」より 著者:中谷宇吉郎
の花が咲いて鼓《つづみ》のような形になったもの、それが段々に重《かさな》って昔の複葉《ふくよう》飛行機のような形をしたものなどが全山を埋《うず》め尽くすようなこ....