褒め者[語句情報] » 褒め者

「褒め者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

褒め者の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恩を返す話」より 著者:菊池寛
た。 君命にも背かず、友誼《よしみ》をも忘れざる者というので、甚兵衛は、一藩の褒め者となった。そして殿から五十石の加増があった。彼はその五十石を、惣八郎から受....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
いかない癖に、どんな悍の強い馬でも見ごとに鎮めるというので、大勢の馬飼のなかでも褒め者になっている。それらの事情から祐慶もかれを選定することになったのかも知れま....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
六匹、無手の素町人が六人の侍を対手にして斬り殺されたと世間に知れたら、下総十五郎褒め者になっても死に恥じは掻くめえと、いのちを棄てる覚悟でござんしたが、斬られて....
恐怖の幻兵団員」より 著者:大倉燁子
ないと一雄がつまらぬ誤解を受けて可哀想だと思いますのよ。いつも一雄と比較されては褒め者になっている弟はこのところ、二日も三日、徹夜で附ききっておりますの。兄さま....