襤褸切れ[語句情報] » 襤褸切れ

「襤褸切れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

襤褸切れの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
が耳のつけ根まで露われて冷笑したような表情をしている。一方に臓腑は腹の皮と一緒に襤褸切れを見るように黒ずみ縮んでピシャンコになってしまい、肋骨や、手足の骨が白々....
新年雑俎」より 著者:寺田寅彦
鮮の鶴と称するものの吸物を出す家があったが、それが妙に天井の煤のような臭気のある襤褸切れのような、どうにも咽喉に這入りかねるものであった。 御膳が出て御馳走が....