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「西光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

西光の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俊寛」より 著者:芥川竜之介
源氏《げんじ》の侍どもに、都合《つごう》の好《い》い議論を拵《こしら》えるのは、西光法師《さいこうほうし》などの嵌《はま》り役じゃ。おれは眇《びょう》たる一|平....
俊寛」より 著者:菊池寛
間はいかなる場合でも、自分を怨まないで、他人を怨む。そして、陰謀の発頭人であった西光を怨む。ひいては西光といちばん親しかった俊寛を怨む。彼らを、こうした絶海の孤....
丹下左膳」より 著者:林不忘
か》海辺の佳景、最もよし。 大井村。七十五日ごろさかん也。品川のさき、来福寺、西光寺二カ所あり。 柏木村。四谷の先、薬師堂まえ右衛門桜という。さかり同じころ....
俊寛」より 著者:倉田百三
いました。彼は自分の憎悪を復讐せずに制することのできるようなやつではありません。西光殿をあらゆる残酷な拷問によって白状させたあとで、その口を引きさいて首をかけた....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
目新七が新たに鹿ヶ谷の別荘や日吉の神輿振りなどを書き加えたもので、団十郎の重盛や西光法師はすでに定評あるものであったが、八百蔵の清盛入道は書きおろしの左団次を凌....
上野」より 著者:永井荷風
岑の東都歳事記に挙ぐるものを見れば、谷中日暮里の養福寺、経王寺、大行寺、長久院、西光寺等には枝垂桜があり、根津の社内、谷中天王寺と瑞輪寺には名高い八重咲の桜があ....
澪標」より 著者:外村繁
い木やな」 たつは公孫樹の側へ走って行き、両手を広げてその幹に抱きついた。 「西光寺さんのよりいかいな」 私は構わず歩いて行く。たつは直ぐ追いつき、後から言....