西半球[語句情報] » 西半球

「西半球〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

西半球の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
結果今は蜥蜴より高等な爬虫の一群と学者は見る。現在する※群が六属十七種あって、東西半球の熱地と亜熱地に生ず。インドに三種、支那の南部と揚子江に各一種あり、古エジ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、馬類、獏《ばく》類、犀《さい》類の四部あり。馬類は過去世に多くの属類ありて、東西半球に棲んだが、馬の一属を除き、ことごとく死に絶えおわった。第二図ヒラコテリウ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の原皮で栗を剥《は》ぐとて栗むきと呼び、何の義か知らねど紀州でギンガリコと称す。西半球の猴は一同この原皮を欠き、アフリカのマイモン猴は顔と尻が鮮《あざ》やかな朱....
十二支考」より 著者:南方熊楠
イヌ人が多く雑居した奥羽地方で、鶏を神異の物と怪しんで崇拝した理由であるまいか。西半球にはもと鶏がなかったから、その伝説に鶏の事乏しきは言うを俟《ま》たず。 ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
りに、鍬と鋤《すき》を持って行くつもりです」 と言って、駒井甚三郎は、世界地図の西半球の部分の、大きな二つの陸地続きを鞭で指し示して言いました、 「これが北|亜....
十二支考」より 著者:南方熊楠
『大英百科全書』十一板二巻動物崇拝の条にも挙げていない。吾輩知る所を以てすれば、西半球にシュー人は鼠の近類たる麝香《じゃこう》鼠を創世神の一とす(一九一六年板、....
パルテノン」より 著者:野上豊一郎
は容易ではない。殊にパルテノンの如き美しさは、少くともエジプトを除いては、世界の西半球のどこにも見出されないものであるから、人類の文化の記念物として当然もっとよ....
映画と民族性」より 著者:伊丹万作
眼で見てきた。アメリカの映画業者にとつては、地球の全面積が市場であり、彼らの住む西半球は市場の一部にしかすぎなかつた。このような映画の歴史は人々の頭にあまりにも....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
glabra L. と Chelone obliqua L. があるが、ともに西半球北米の地に花さく宿根草である。そして右ジャコウソウモドキは園芸植物となって....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
、欧米の大都会と異なるところなし。港湾は東半球にはほかに見ざる天然の良港にして、西半球のリオデジャネイロ港とともに世界にその名を知らる。海外より曲折して湾内に入....