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「西本願寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

西本願寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
もなッちや可哀そうだから、ひと肌ぬいでおくんなせえまし。大尽のうちゃ、つい近くの西本願寺様を表へ廻ったところなんだから、行ってみりゃ容子がお分りの筈です。おお痛....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ら先の旅はどうであろうかと気づかうのは米国公使ファルケンボルグであった。 大坂西本願寺には各国公使を待ち受ける人たちが集まった。醍醐大納言(忠順)は大坂の知事....
猫車」より 著者:宮本百合子
火をつけない煙管を指の間にもったままかがまって、一枚の刷物を読んでいた。この春、西本願寺の若い法主が徳大寺公の姫と結婚する。費用は七十万円であった。西本願寺はそ....
旅愁」より 著者:横光利一
さが増し、明るさの加わるのを覚えた。 嵯峨一帯の寺寺から、修学院、大徳寺境内、西本願寺の飛雲閣、それから醍醐寺までとのびた巡拝の径路に、三日にしては少し多すぎ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
砂が眼に入るので遂に堪え切れずして帰寓した。この火はとうとう海岸まで焼け抜けて、西本願寺を始め、その頃有名なる築地ホテルも烏有に帰してしまった。これは明治以後東....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
三九一五〕 山部赤人 山部宿禰赤人詠歌一首であるが、明人と書いた古写本もある(西本願寺本・神田本等)。「野づかさ」は野にある小高い処、野の丘陵をいう。「野山づ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て全くの閑地ですね。あすこは隠居地です。 お葬式は御承知のとおりこっちの真宗(西本願寺なむあみだぶつ)の式で万事やられました。様々の習慣がちがうから、私はお母....
九条武子」より 著者:長谷川時雨
汰《さた》やみになったが――武子さんのは、十七の一月三日、暹羅《シヤム》皇太子が西本願寺を訪問され、武子さんも拝謁されたが、病いをおして歓迎、法要をつとめ、その....