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西洋事情
「西洋事情〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西洋事情の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「かのように」より 著者:森鴎外
人物を称讃《しょうさん》している。子爵にも手紙の趣意はおおよそ呑《の》み込めた。
西洋事情や輿地誌略《よちしりゃく》の盛んに行われていた時代に人となって、翻訳書で....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
も社交的改革の必要よりして自然政治上に論及するは免るべからず。有名なるその著書『
西洋事情』のごときは間接に新政論を惹起したるや明らかなり。吾輩はこの学者の政論を....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
オンを「世守成規」と訳してある。我邦においては、慶応二年に出版になった福沢氏の「
西洋事情」には、合衆国のコンスチチューシオンを合衆国「律例」と訳してある。慶応四....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の痒《かゆ》いところへ手の届くようです。 田山白雲がその頃では最新版に属する「
西洋事情」を読み出したのは、それからまもない時であります。 前の匿名《とくめい....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
を吐き散らした。といって実際どれだけの事を知っているかというに、まず福沢諭吉翁の
西洋事情三冊を読んだ位で、その他は江戸が東京となって以来多少の変化した状態を目撃....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
森、笠、松本蒸治、東畑精一等の諸氏。会員は四十名を限定する由。又洋書の欠を補う「
西洋事情研究会」というのが出来、これは独伊を中心の由。又国語協会主催で子供読物懇....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
じゅん》をわらい、鎖港論《さこうろん》を空吹く風と聞き流し、率先《そっせん》して
西洋事情の紹介や、医書、究理書の翻刻に力を入れ、長崎や横浜に仕入れの出店を持って....
「中元祝酒の記」より 著者:福沢諭吉
『
西洋事情外篇』の初巻にいえることあり。「人もしその天与の才力を活用するにあたりて....
「福沢諭吉」より 著者:服部之総
一 著述家 慶応二年|丙寅《へいいん》初冬付『
西洋事情』初篇は出版後一年間の売捌《うりさばき》高だけで、正版偽版とりまぜ十万部....
「福沢諭吉」より 著者:高山毅
りかたでした。 諭吉のかいた本はたくさんありますが、その中でゆうめいなのは、「
西洋事情」「世界国尽」「学問のすすめ」などです。これらの本は、どれもやさしくてい....